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(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ2023年2月号発売しました)

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 (CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ2023年2月号発売しました) 2月号は、 冬から春への移り変わりの時期。 リチェッタのテーマは、30歳以下の若者が好きな、アンダー30の味。 リチェッタを提供するのも、料理を作るのも、アンダー30のスタッフたちです。 その料理からは、今、イタリアの若者はどんな料理が好きなのかが見えてきます。 U30と言われても30歳以下の話とはすぐには分かりませんが、イタリアではZ世代というよりU30なのかも。 仕事に不満なイタリアの若者 よりによって全然若者に見えないけど・・・。 彼らがどんな料理が好きなのかは、なかなか興味深いテーマ。 明日からじっくり解説していきます。 今月の地方料理は、 ■“ピッツォッケリのバリエーション” ■ピエモンテの“カッスーラ” 食材は ■“アジアーゴ” ■“カタローニャ” ■“ラルド” ■“雪遊び後のチェーナ” と、この季節ならではの食材を使ったイタリア料理ばかり。 ワインは ■タウラージ リチェッタは ■ニョッキのバリエーション 昔発売された人気のイタリア地方料理書は、現在、どんどん売り切れ状態になり、ほとんどの本が入手困難です。 そんな中で、様々な地方料理を取り上げる料理雑誌は、今やとても貴重な情報源。 しかもそれを日本語に翻訳した解説書、(CIR)は、イタリアの地方料理書が欲しいという方には強くお勧めです。 今月は若者の料理ですが、普段はイタリアの一流シェフたちが協力しています。季節の移り変わりやイタリアの食文化の話題も、とても本格的です。編集者も一流だと感じます。 ================================= (CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。イタリアの地方料理の本としては最高の雑誌です。 (CIR)は2冊の雑誌を毎月日本語に翻訳している力作です。イタリア発の地方料理の情報は、昔の有名書籍が売り切れて入手困難になっている昨今ではとても貴重です。 価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700...

(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ2023年1月号発売しました)

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 (CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ2023年1月号発売しました) 2023年版が始まります。1年間の定期購読の始まりです。今年もよろしくお願いします。 定期購読のご注文は こちら からどうぞ。クレジットカード希望の方は、通信欄にその旨ご一報ください。 さて、今月のリチェッタは、“家にいたいと思う冬の日を快適にする懐かしい家庭の味の料理”です。 料理は、“パドヴァ風サンドイッチ”や、カリフラワーのパスティッチョなど。 パドヴァ風サンドイッチは、普通のサンドイッチとは明らかに違う、独特のサンドイッチ。パルマ風をマスターすると、サンドイッチの幅が広がります。 パスティッチョはパイのようなオーブン焼き料理。白いカリフラワーに白いベシャメルをかけて焼く普通のパスティッチョも、カラフルなイタリア野菜を使うと見た目にこだわるイタリアンらしくなります。 今月はグルメガイドで取り上げた街が、パルマ(エミリア・ロマーニャ)とミラノ(ロンバルディア)の2か所。 パルマはユネスコの美食都市に選ばれている伝統と創造を兼ね備えた街。フードバレーの中心地でもあります。 パルマ フードバレー ミラノは仕事で訪れる人も多い街なので、レストランやショップガイドはとても役に立つはず。ミラノには世界的にもトップクラスのレストランが集まり、優秀なシェフたちが次々に店を出す。 地方料理は“シチリア料理と、ピエモンテとヴァッレ・ダオスタのチーズのニョッキ、ウンブリアのカルドンのパルミジャーナ。 今年も北、中央、南イタリアの知られざる地方料理をどんどん紹介します。 リチェッタは、新年のホームパーティー。新年は、冬の美味しいものとワインをたくさん用意するホームパーティーのビュッフェ。毎年これを食べないと1年が始まらない人たちが大勢います。 今月のパスタはリキュール風味のソースのパスタ。 2023年1月号はもうすぐ発売。2023年版の定期購読のご注文は こちら から。 2023年版(CIR)定期購読のご案内 ===================================== (CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。 価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと1...

(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ2022年12月号発売しました)

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 (CIR)クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ2022年12月号発売しました。 12月号です。1年間イタリア料理を見てきましたが、クリスマスのある12月は、1年でも特別な期間。 今年の12月号は、料理に協力をしている有名シェフたちのクリスマス料理の特集。 ■地方料理は、南イタリアのクリスマス料理とアルプスのイタリア料理を紹介しています。南イタリアのクリスマス料理はある程度知名度がありますが、アルプスのクリスマス料理は、多分、全然知られていない料理。だけど、しっかりイタリアンです。 ■さらに続いて、各地のクリスマスの詰め物パスタ。クリスマスのご馳走の詰め物パスタも、街によってこんなに個性的なんです。 クリスマスの詰め物パスタ ■中世のクリスマスのドルチェ、パンペパート・フェラレーゼ。 ■食材もクリスマスのご馳走、去勢鳥/カッポーネ。 ■もう一つの食材、サンダニエーレの生ハムは、フリウリの名物生ハム。 やはり12月号はご馳走のオンパレード。国中がお祭りムードです。 ※業務連絡 12月号をお届けすると、2022年の定期購読が終了します。今月は、定期購読継続のご案内を同封していますので、ぜひ、購読の継続をご検討ください。今年から定期購読してみたいというかたもお待ちしてます。翻訳する記事や料理のご希望も受け付けておりますので、興味のある地方や料理などがあったら、ぜひ教えてください。雑誌の定期購読と組み合わせて利用したい、という場合は特別価格をご案内します。 2023年版(CIR)定期購読のご案内 ===================================== (CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。 価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。 料理雑誌 も販売しています。 現在、2022年の号を販売中です。それ以前の号と、旧総合解説はシステムの変更のため販売を終了しました。 現在販売している(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)バックナンバーは、2021年1...

(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ2022年11月号)発売しました

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 (CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ2022年11月号)発売しました 11月号の料理は、フードインフルエンサーの自慢の料理。 多分、ばずった料理なんでしょう。 パスタのリチェッタは《パスタと栗》。先月のパスタは《パスタとじゃがいも》だったので、一段と秋の気配が濃厚になっています。 栗のパスタに、さらにカボチャときのこを加えると、秋のパスタの象徴のような1品。 さらに地方料理は“シッャト”。ヴァルテッリ―ナのそば粉のフリッテッレ。いよいよヴァルテッリ―ナの名前が登場するような寒い季節に突入。 バジリカータのインゲン豆と栗のズッパは、南イタリアの寒い季節の料理。 そしてグルメガイドは《ランゲ》。 秋に最も輝くピエモンテのエノガストロノミアの丘です。 さらに、ホームパーティーのテーマは“森の風味のホームパーティー”。 秋は料理がおいしくなり、田舎で魔法のような時が過ごせる季節。田舎の森の食材を使ったメニュー。 ワインはコッリオ。 寒い季節を迎えると、あっという間に秋が過ぎて冬に突入、そしてクリスマスがやってきます。 北イタリアが輝く季節です。でも、秋もちょっとわくわくするような、田舎と森が主役になる季節。

(CIR)クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ2022年10月号

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 (CIR2022年10月号)まもなく発売です。 10月の料理は、“アルトゥージの料理にインスパイアされた家庭料理”。 アルトゥージは各地の伝統に基づいたイタリア家庭料理の創始者、として広く愛されています。イタリア家庭料理のベースが、1891年に自費出版した『la scienza in cucina e l'arte de mangiar bene』というイタリア最初の家庭料理の本。イタリア人によって書かれた旬の食材がベースのシンプルなイタリア料理の本で、初版以来10版を重ね、翻訳されて世界中で出版されています。 カーサ・アルトゥージは彼の研究成果を広く知らしめるカルチャーセンターで、会議などによって彼のやり方を知ることができる場所。イタリアの伝統料理のスペチャリタや家庭料理を学びながらプロの料理人としての可能性や情熱を確立させることができる研究機関。地元の伝統や食材を学びながら、地元の価値を高める方法を知ることができます。 アルトゥージのリチェッタには個人的なコメントによる物語のような趣があり、リチェッタには475から790番までの番号がついています。 イタリア家庭料理の父、ペッレグリーノ・アルトゥージ。 彼の本の料理を知ることは、イタリア家庭料理の基礎の基礎を知ることに他ならないのです。 記事にもある通り、この本は彼をかなりの有名人にしましたが、彼は有名になりたくてこの本を書いたのではなく、本が好きだったから本を書いたのです。 朝8時に起床して夕食まで座っていました。夕食の後は再び本にとりかかります。ペンと鍋の生活だったのでした。 リェッタはすべて実際に調理し、彼が信頼していたのはアシスタントの料理人と2匹の猫だけでした。この猫に、彼は最初の本を捧げています。 料理は全て味見しましたが、時には失敗することもありました。 キッチンは彼にとって勉強の場で、友は少ないけれども彼らは親友で、夕食の招待は時々受ける。読書が大好きで、死ぬときは、ヴェルギリウスの叙事詩、『アエネイス』を読んでいたいと語るほどでした。 カーサ・アルトゥージ アルトゥージのリチェッタは、まさにイタリアの家庭料理の基本。アルトゥージの何番、と言えば、どの料理か分かる人には分かる、というものですが、彼の本は、料理書とは思えないような、彼独特の言い回しの個人的なコメントも特徴。それがこの本を読...

(CIR)クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ2022年9月号

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 (CIR)クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ2022年9月号、発売しました。 念のためですが、今は2025年の1月です。 現在販売しているのは9月号。 すごいタイムラグがあるのですが、今年はこのラグが少しは縮められるようにか頑張ります。 さて、9月号の『クチーナ・イタリアーナ』のリチェッタは、外国出身のシェフが作るイタリア料理。 登場するのは、ピエモンテのイタリア系メキシコ人、インドとミラノでイタリア料理店を経営するシェフ、イタリア在住の『クチーナ・イタリアーナ』誌の編集にも携わるベルギー人、イタリア人の母とガーナ人の父を持つ多国籍レストランのシェフと、生まれて初めてディープなインド料理やメキシコ料理を訳しました。多国籍もここまでくると、大変です。食材やスパイスはほとんど意味不明なものばかり。元々、アラブやスペインなど外国の影響を取り入れるのが得意なイタリア料理でも、今時は、南米やアフリカ系の人たちが活躍して、より多国籍になっていると、改めて認識しました。 外国人とイタリア料理。 パスタは生のスーゴの夏のパスタ。 冷たいパスタには、冷やした麺が冷めたいパスタだけじゃなく、生のスーゴのパスタ、ソースが冷たいという概念もありました。 生のトマトのスーゴのスパゲッティ。夏向きパスタだけど、夏って今1月ですよ、と思ったあなた、大丈夫、夏ははまたやってくるから。来年の夏向きなんです。 今月の地方料理、まずは“チケッティcichetti” もちろんベネチア料理。 下の動画では、チケッティをベネチアのストリートフードと紹介してますが、(CIR9月号)の記事P.19では、ベネチアのフィンガーフードと言ってます。 次のリチェッタは、『サーレ・エ・ぺぺ』の連載記事から、“田舎の農家の夏の終わりのホームパーティーP.26~” イタリアの農家の素朴なもてなしは、丹精に耕した菜園の野菜と、庭を走り回る雌鶏の卵をたっぷり使う素朴なもの。 キーワードはオルトとアイアorto e aia/菜園と前庭。イタリア人の理想の田舎暮らしに欠かせないもの。 次の地方料理は“うさぎ肉のアグロドルチェ煮”。シチリアの典型的な味、甘さと酸っぱさの組み合わせ。 うさぎ肉のアグロドルチェ煮。 次はトロペア風フィレイヤ。カラブリアの名物料理です。 トロペアの赤玉ねぎはカラブリアの名物食材ですが、もう一つのン...