(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)2021年2月号発売しました。
(CIR)は、イタリア料理書専門店、クレアパッソで販売しているイタリアの主要料理雑誌『ラ・クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』の記事から季節のリチェッタと地方料理に関する記事を日本語に訳している小冊子です。
ブログ『イタリア料理ほんやくざんまい』は(CIR)をもっとよく理解するためのビジュアル解説です。昔(CIRは)『総合解説』という名前でしたが、システムの変更を機に名前も一新しました。
翻訳したいと思う面白い記事はたくさんあって、全部訳していたら時間が足りない、というのが現状です。翻訳をあきらめている記事もありますので、興味ある分野などを教えていただけると優先的に訳します。お問い合わせフォームから、お気軽に教えてください。
本日、(CIR)2021年2月号を発売しました。定期購読分も発送しました。今は2023年ですが、翻訳に時間がかかり、(CIR)で訳しているのは2021年のものです。ご了承ください。
今月は2月号です。イタリアの料理雑誌の2月号は、カーニバル特集がお約束。
カーニバルといえば、ベネチア。
2023年のベネチアのカーニバルの様子をどうぞ。
でも、ベネチアのカーニバルがどうして始まったか、意外と知られていないですよね。
『サーレ・エ・ペペ』誌の記事では、ギリシャ人の大工たちが火災の被害にあわなかったことを感謝してリアルトに教会を建てたのが始まりだったと説明しています。
さらに、コリアンドリの話は、初めて知って疑問が解決してすっきりしました。
イタリア語で紙吹雪は、コリアンドリと言います。ハーブのコリアンダーがなぜ紙吹雪なのか、いつも不思議に思っていたのですが、まさかコリアンドリにこんな背景があったとは・・・。
カーニバルに紙吹雪は欠かせないみたい。
なんで紙吹雪をコリアンドリって呼ぶのか。詳しくは後ほどブログで解説しますね。
さらに注目なのは、昨今では意味が全く変わってしまったマスク(仮面)。
ベネチアのカーニバルのドルチェの中には、マスケリーネと呼ばれる仮面のドルチェもあります。これも後ほど。
今年は、ワインに合う料理というテーマで、アペリティーボに添える料理を集めてきました。こんな時、必ず登場するのがキャビアのブリニと高級スプマンテ。
さらにこの季節ならではの地方料理として取り上げているのは、ピッツォッケリと洋梨のティンバロ。主役の洋梨はマルティン・セックという品種。
イタリアではラ・フランスの名前を聞くことは滅多にないですが、この洋梨は、ピエモンテの人たちにかなり愛されています。
その理由が分かります。
マルティン・セック。
ピッツォッケリは自由自在にアレンジできるそば粉のパスタです。イタリアの食材ともよく合います。
(CIR)は約50ページの小冊子です。価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。
ご注文の場合は、こちらのフォームからお願いします。
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