(CIR)クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ2022年9月号
(CIR)クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ2022年9月号、発売しました。
念のためですが、今は2025年の1月です。
現在販売しているのは9月号。
すごいタイムラグがあるのですが、今年はこのラグが少しは縮められるようにか頑張ります。
さて、9月号の『クチーナ・イタリアーナ』のリチェッタは、外国出身のシェフが作るイタリア料理。
登場するのは、ピエモンテのイタリア系メキシコ人、インドとミラノでイタリア料理店を経営するシェフ、イタリア在住の『クチーナ・イタリアーナ』誌の編集にも携わるベルギー人、イタリア人の母とガーナ人の父を持つ多国籍レストランのシェフと、生まれて初めてディープなインド料理やメキシコ料理を訳しました。多国籍もここまでくると、大変です。食材やスパイスはほとんど意味不明なものばかり。元々、アラブやスペインなど外国の影響を取り入れるのが得意なイタリア料理でも、今時は、南米やアフリカ系の人たちが活躍して、より多国籍になっていると、改めて認識しました。
外国人とイタリア料理。
パスタは生のスーゴの夏のパスタ。
冷たいパスタには、冷やした麺が冷めたいパスタだけじゃなく、生のスーゴのパスタ、ソースが冷たいという概念もありました。
生のトマトのスーゴのスパゲッティ。夏向きパスタだけど、夏って今1月ですよ、と思ったあなた、大丈夫、夏ははまたやってくるから。来年の夏向きなんです。
今月の地方料理、まずは“チケッティcichetti”
もちろんベネチア料理。
下の動画では、チケッティをベネチアのストリートフードと紹介してますが、(CIR9月号)の記事P.19では、ベネチアのフィンガーフードと言ってます。
次のリチェッタは、『サーレ・エ・ぺぺ』の連載記事から、“田舎の農家の夏の終わりのホームパーティーP.26~”
イタリアの農家の素朴なもてなしは、丹精に耕した菜園の野菜と、庭を走り回る雌鶏の卵をたっぷり使う素朴なもの。
キーワードはオルトとアイアorto e aia/菜園と前庭。イタリア人の理想の田舎暮らしに欠かせないもの。
次の地方料理は“うさぎ肉のアグロドルチェ煮”。シチリアの典型的な味、甘さと酸っぱさの組み合わせ。
うさぎ肉のアグロドルチェ煮。
次はトロペア風フィレイヤ。カラブリアの名物料理です。
トロペアの赤玉ねぎはカラブリアの名物食材ですが、もう一つのンドゥーヤのソースの方が人気が高いようで、ンドゥーヤのフィレイヤの動画をどうぞ。
今月の食材は“ブロンテのビスタチオ・ヴェルデ”
今月のシェフはアンジェロ・マンクーゾ。
今月のワインは“ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ”
外国人か作るイタリア料理に始まって、持続可能な食材とか、田舎の農家のホームパーティーメニューとか、とにかく興味の幅が広い!けど、何か一本通ってます。
====================================
コメント
コメントを投稿